梅びしおの作り方を説明します。
梅びしおとは、練り梅です。塩抜きした梅干しを裏ごしし、弱火で砂糖と練り合わせてつくります。汎用性の高さが魅力であり、梅肉和えや魚の梅煮など、つくっておくと何かと便利な調味料です。
梅干しは赤梅干しでも白干し梅でも作れますが、今回は白干し梅でつくっていきます。
梅びしおの材料は?
梅びしおの材料は、梅干し、砂糖、本みりんです。
昔ながらの梅干しを使ってつくります。梅干しは塩抜きをしてから使うことになりますので、塩抜きの加減によって印象の異なる梅びしおになります。
材料 | 分量 |
---|---|
梅干し | 適量 |
砂糖 | 梅肉の30% |
本みりん | 梅肉の10% |
- 梅干しは白梅干しでも赤梅干しでもどちらでも作れます。
- 画像は200gの白干梅(梅肉156g)で作っています。
梅びしおの作り方は?
梅干しは、6~8時間ほど水に浸けて塩抜きします。塩抜き加減には好みが分かれますが、はじめは甘味噌くらいの塩分濃度(7%前後)で試してみることをおすすめします。梅干しの塩分濃度が低い場合には塩抜き時間を短くして調節します。
好みの塩加減になりましたら、水気をよく切り種を取り除きます。(※取り除いた梅干しの種は、醤油に漬けておくとお浸しのかけ醤油や刺身醤油などとして使えます。また、ご飯を炊くときに入れると傷みにくくなります。)
種を取り除いた梅干しを裏ごしします。すぐに裏ごしできる固さである場合は直接でもかまいませんが、固い場合には包丁でたたいたり、ハンドブレンダーで細かくしてから裏ごしします。(※中目30メッシュではうまく裏ごしができなかったため、画像では裏ごしをあきらめています)
琺瑯やステンレスの鍋に裏ごしした梅干しと砂糖を入れ、弱火にかけながら焦がさないように木べらやゴムべらを使って練っていきます。仕上げに本みりんを加えてとろみがつくまで練り上げたら完成です。清潔な保存瓶に入れて冷蔵庫で保存します。
【まとめ】梅びしおの作り方は?
梅びしおは梅肉と砂糖を練り合わせてつくります。ポイントとなるのが、酸味、塩味、甘味のバランスです。水に浸けておく時間(塩抜き時間)により酸味と塩味が変化しますので、こまめに味見をしながらタイミングを計るのがコツです。