はじめてのベランダ菜園にはハーブ類がおすすめです。
小さなベランダであっても(プランターや植木鉢を利用した)家庭菜園を楽しむことができます。しかし、はじめから果実や根を収穫するような野菜類を育ててしまうとその難易度の高さから挫折してしまう可能性があります。
このことからも、はじめは小さな植木鉢でも問題なく育ち収穫することのできるハーブ類がおすすめです。
土の量が少なくても大丈夫?
ベランダ菜園はミニマムな家庭菜園です。
ついつい家庭菜園でも人気のある「実を食べる野菜・根を食べる野菜・フルーツ」などを育ててしまいたくなるものですが、これらの野菜を収穫するためには多くの培養土や肥料を必要とするためにはじめてのベランダ菜園には敷居が高すぎます。
また、圧倒的に「買った方が安い」です。
その点、ハーブ類であれば少ない培養土と道具でも問題なく育ちますし使いたいときに使いたい分だけを収穫できます。簡単でありながらもすごく使えますのではじめてのベランダ菜園には心からおすすめできます。
家庭菜園での成功体験を積み重ねるためには打ってつけの植物です。
理想と現実を知るために?
家庭菜園は病害虫との戦いです。
これはベランダ菜園でも同様です。はじめから大規模なベランダ菜園をはじめてしまうと病害虫への対処方法がわからずに悲惨なことになってしまいますし、虫が気持ち悪いなどの理由からストレスに感じてしまう可能性もあります。
まずは1年だけでも小規模なハーブ栽培から始めてみることをおすすめします。
育てやすくて利用価値の高いハーブ(バジル、シソ、パセリなど)を鉢植えで育ててみるだけでも多くの経験を積めますし、初期費用も気になるほどにはなりません。(※ホームセンターであれば1000円ほどで1~2種類分の苗木と植え替えに必要な鉢や培養土などがそろいます)
また、万が一挫折してしまっても小規模であれば処分は容易です。
園芸に興味がなくてもおすすめ?
料理好きであれば特におすすめできます。
ハーブ類の多くはスーパーで買うと割高です。使いきれずにダメにしてしまうことも多いはずです。その点、ベランダ菜園であれば必要量を摘み取るだけです。たとえば、シソの葉(大葉)などはお弁当の仕切りとして使えますし隙間が空いてしまったらパセリで埋めることもできます。
想像以上に使えます。
また、料理とベランダ菜園を並行してスキルアップさせていくことができます。バジルがあればジェノベーゼソースを作りたくなるものですし、肉料理や魚料理をしているとローズマリーを育てたくなるものです。
スープやシチューをよく作るのであれば(乾燥させる手間はかかりますが)ローリエの鉢植えがあれば楽しいですよね?
【まとめ】ベランダ菜園にハーブ類をおすすめする理由は?
はじめてのベランダ菜園にはハーブ類がおすすめです。ついつい「実を食べる野菜・根を食べる野菜・フルーツ」などを育てたくなってしまうものですが、それらの野菜は多くの培養土や肥料を必要とするためにはじめてのベランダ菜園としてはハードルが高すぎます。また、病害虫や鳥害などのリスクもありますので深く考えずに始めてしまうと大変なことになります。これらのことからも、バジルやシソ、パセリなどの手軽なハーブ類からはじめてみることをおすすめします。